MESSAGE
プロジェクトリーダーからのメッセージスーパーフードを使った
パンの簡易レシピを開発
教授清水(小林)拓也
TAKUYA KOBAYASHI
医化学講座では、「健康を化学する」を目標に「スーパーフード」に着目したパンのレシピ開発に取り組んでいます。企業などから提案のあった「スーパーフード」について、多く含まれると思われる栄養や健康成分を分析し、効率的に摂取するためのパン作りを考えます。パンは幅広い年齢層の方が食べる食材であり、美味しさだけでなく豊富なパンの種類があるのも特徴です。一種類の「スーパーフード」から多種類のパンを作ることが可能です。もっと手軽に「スーパーフード」を食したい、毎日の食事の中から優れた栄養成分を簡易にとりいれたいと考えています。また、家庭でも簡単に調理できるような簡易レシピも提供していきます。ご家庭で子供たちとパン作りを楽しんだり、高齢者の方々に焼きたてのパンを美味しく食べて頂けることを願っています。私たちは化学という視点から健康に寄与することを目指しています。
PARTNERSHIP
開発ネットワーク
NEWS
お知らせ- 22年4月
- 研究室において、パンの試食会及び評価を行いました。
- 22年12月
- エアウォーターさんとteamsにて研究打ち合わせを行いました。
- 22年12月
- じゃばらいす北山さんと共同研究について打ち合わせをしました。
DEVELOPMENT
研究開発紹介医化学講座 × エア・ウォーター
豆類を利用した
高タンパク質食品の開発
講師中川 学
日本は、世界でもっとも高齢者の比率の高い超高齢社会です。そのような中、高齢者のフレイル(虚弱)が社会問題の一つとなっています。このフレイルの原因の一つに高齢者の栄養不足、特にタンパク質の摂取不足が挙げられています。
私たちは日々の食事から、無理なく、より多くのタンパク質を摂ることができるように、高タンパク質食材である豆を活用したパンなどの開発に取り組んできました。2019年から、株式会社光健(本社:東京都小平市)の協力により、ペルー産のスーパーフード「タルウィ豆」について、日本における日常的な食材としての可能性を検討しています。2022年からは、このような活動に賛同いただいたエア・ウォーター株式会社(本社:大阪市)と共に、手軽にタンパク質を摂取できる食材・食品の開発および提供の準備を進めています。
医化学講座 × 角井食品
ニンジン食パンで
美味しく手軽に栄養摂取♪
助教前野 覚大
現代の食生活において必要量の野菜を継続的に摂取することは難しく、若年層を中心とした慢性的な野菜不足や高齢者での低栄養などが問題視されています。私たちは、日々の食事の中で効率的に野菜の栄養成分を摂取することができる機会を提供したいとの思いから、角井食品株式会社(本社:京都府宇治市)と共同で高い抗酸化性を有する特別なニンジンを生地に練り込んだ食パンの開発に取り組んできました。また、本食パンに用いた機能性ニンジンは、角井食品がECサイトを中心に展開している食品ブランドmiosaiの無添加野菜ジュースを製造する際の低温・高圧圧搾処理で生じる搾り残りを再利用しており、これはSDGsの観点からも重要な取り組みであると考えています。
未来においしい化学反応を起こしませんか?
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注目している「スーパーフード」がある企業、「スーパーフード」を利用したパン作りを考えている企業、「健康を化学する」ことに興味のある方々のご支援をよろしくお願いいたします。